映画『パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト』
7月23日(土)、Bunkamura ル・シネマ他、全国ロードショー!

TRAILER作品予告

INTRODUCTION作品情報

2014年66歳で急逝。
フラメンコに革命を起こした男。
世界のギター史に名を残す伝説のギタリスト。
孤独を愛した天才の生涯をかけた”音楽探求”の旅―

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フラメンコの地・アンダルシアから世界へ。
あくなき挑戦の先に見つけたものとはー?
フラメンコに革命を起こし、その超絶的な速弾きと類まれなるテクニックで、ジャンルを超えて世界中の音楽ファンを魅了し続けた偉大なるギタリスト、パコ・デ・ルシア。本作では、7歳でギターを手にしてから最後のアルバムとなった“Canción Andaluza”まで、60年間の軌跡を辿る。わずか12歳でプロのフラメンコ・ギタリストとしてデビューしたパコ。その才能はフラメンコにとどまらず、ジャズ/フュージョンへと活躍の場を広げ、1979年、アル・ディ・メオラ(※)、ジョン・マクラフリンとの3人でアコースティック・ギターのみで敢行したツアーから、続く81年に発表したアルバムによって、スーパー・ギター・トリオの愛称で親しまれ、世界中で人気を博すまでとなる。世界を舞台に挑戦し続けたパコの”音楽探求”の旅は、フラメンコを伝統芸術から世界的芸術へと変貌させていくー
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心躍る演奏シーンと貴重なインタビューで綴る、
天才の知られざる素顔―
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監督クーロ・サンチェスはパコの実の息子であり、プロデューサーのルシア・サンチェス・バレラと脚本の共同執筆者カシルダ・サンチェスは監督の姉妹。パコへのインタビューは2010~2014年に行われ、冒頭および終幕の場面は、マジョルカ島のパコの自宅で撮影された。滞在先のメキシコで心臓発作で急逝する直前まで回されたカメラには、今まで誰にも見せなかったパコの、人生、政治、芸術、孤独に対する深遠な考えが、プライベートな素顔とともに余すところなく映し出されている。セクシーな魅力で世の女性たちの心も掴んで離さない、世界を股にかけたスーパー・ギタリストの、頑ななまでの完璧主義ぶりと狂気に近い音楽探求への執念、その生き様に刻まれた栄光と挫折。カルロス・サンタナ、チック・コリアをはじめとするレジェンドたちのインタビューと、圧倒的なテクニックによって生み出される、官能的で華麗なる旋律が奏でる数々の名演奏シーンに心躍る、至福の音楽体験!※一時期ラリー・コリエルに交替したが、後にディ・メオラが復帰
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ABOUTパコ・デ・ルシアについて

パコ・デ・ルシア

1947年12月21日、スペインのアンダルシア地方の町アルヘシラスで生まれる。幼いころから父と兄ラモンからギターを教わる。13歳の時、兄とともにホセ・グレコ舞踏団に加わり、北米・中南米を巡演。そこで数多くのギタリストと出会う。1967年、19歳で初のソロアルバム「天才」をレコーディング。72年3月初来日。翌年録音された「二筋の川」の大ヒットで国際的な名声を得る。1977年、フラメンコ分野で活躍していたパコに転機が訪れる。チック・コリア、カルロス・サンタナ、ジョン・マクラフリンとの3人でアコースティック・ギターのみで敢行したツアー、続く81年に発表したアルバムによって、スーパー・ギター・トリオの愛称で親しまれ、その知名度を確固たるものとした。2014年2月26日、滞在先のメキシコで心臓発作により急死。

CAST出演者

カルロス・サンタナ
カルロス・サンタナ米国の西海岸を象徴するロックギター界のアイコン。メキシコ出身で、ラテン・ロックの分野に絶大な影響を及ぼした。
ジョン・マクラフリン
ジョン・マクラフリン70年代にインド音楽のエッセンスを取り入れた「マハヴィシュヌ・オーケストラ」で脚光を浴びた、超絶技巧を得意とするイングランド出身のギタリスト。
チック・コリア
チック・コリア米国を代表するジャズ・ピアニスト。70年代フュージョンの金字塔「リターン・トゥ・フォーエヴァー」他、スペイン音楽へのシンパシーを自作で示した。
サビーカス
サビーカスフラメンコギターを世界に知らしめ、緻密なギターソロのスタイルを確立させた、フラメンコ史にその名を刻む巨匠。

STAFFスタッフ

クーロ・サンチェス Curro Sánchez

監督/脚本/エグゼクティブプロデューサー

クーロ・サンチェスCurro Sánchez

パコ・デ・ルシアの長男。スペイン、マドリッド生まれ。マドリードにあるCEUサンパブロ大学で、コミュニケーション及び映像音響を学ぶ。大学卒業後に、ドキュメンタリー映画「Bienvenidos Mr. Hollywood」を監督。高い評価を受ける。2009年、ニューヨークに渡り、ニューヨークフィルムアカデミー(NYFA)で学び、短編映画などを監督する。その後、スペインに戻り、Ziggurat Filmsを設立。パコの2011年の演奏ツアーのドキュメンタリー「Inmortalidad de un Concierto」(不滅の演奏)を製作する。その後、2014年に「パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト」を完成させ、ゴヤ賞、ベスト・ドキュメンタリー賞などを受賞し高い評価を受ける。現在は、画家ゴッホについてと、マリファナの合法化についてのドキュメンタリーを製作中。

COMMENTコメント ※敬称略、50音順

ハーモニーの外れかけの手前にアドリブがある。ギリギリのね。
自分の直感を信じ、人生を即興し、陰と陽の狭間、人々に音の魔法を掛け生き抜いたパコの信念と足跡を羨ましいと思う。

- 池上季実子 女優

1度目に本作を観た時は、素晴らしく感動的なドキュメンタリー映画だと感じた。
アンダルシア訛りで気さくに話すパコの姿、世界のトップアーティストたちの証言、そして貴重な演奏シーンの数々に彩られて。
2度目に観た時、監督であり息子のクーロの真のメッセージは別にあるのではないかと感じた。
「フラメンコギターの神」と称され、業界の内外で崇拝に近い圧倒的な支持を受けてきたパコ。
その素顔は実は、恐れ、傷つき、迷いながらもフラメンコギターの「王者」としての使命を正面から受け止めて全うした、神とは程遠い一人の人間の姿だったと。
愛すべき偉大な人、パコの生涯の軌跡を目の当たりにして僕は、終演後もしばらく涙が止まらなかった。

- 沖仁  フラメンコギタリスト

フラメンコの新しいスタイルを模索し続け
世界中で愛されるギタリストにまでなった感動のストーリー。
パコ・デ・ルシアが残してくれた音楽は永遠に…。
ありがとう。

- 押尾コータロー アコースティックギタリスト

パコの内に秘めたラテンの情熱の虜になりました。
そして常に純粋に自分の目的に向かって歩む人生に共感しました。

- 小野リサ ボサノヴァ歌手

伝統から生まれ、伝統を逸脱し、伝統を飛躍させた、パコの偉大さ、格好良さ、
そして創り続ける者の苦闘を迫真の映像で堪能した。踏み外すぎりぎりを行く、
それが自由だとの発言も。

- 加藤登紀子 歌手

この映画の最大の魅力は、全編を通じて等身大のパコらしさに溢れているということ。
監督が実の息子であるがゆえに成し遂げられた偉業。
この映画の中の飾らないパコこそ、私たちの知る本当の彼の姿です!

- カニサレス フラメンコ・ギタリスト/作曲家

パコが女性だったらこんなドキュメンタリーにはならなかったはず(笑)
そんな男子特有の一直線を生涯貫いた爽快感が残る作品です。
世界水準の音楽もたくさん聴けます。

- 鳥山雄司 ギタリスト、音楽プロデューサー

恐るべき才能と素晴らしい出会い。伝統から脱却する勇気。自分の信念を貫くための凄まじい努力。
その生き様は厳しい男の色気にあふれている。

- 中村梅雀 俳優・ベーシスト

パコの演奏はいつもドラマチックでハートフルだ。
その音楽はジワジワと遠赤外線のように聴く者の内的温度に働きかけ、芯から湧き上がる熱を感じさせる。
まさにOle!である。そんなとてつもないことをさらりとやってしまうパコの姿が美しい。

- 平岳大 俳優

神々しいまでの天才! しかし、その栄光と孤独に満ちた人生は、僕たちをただ圧倒するばかりでなく、
創造への限りない憧れを喚起し、鼓舞する。パコの音楽は不滅だが、彼自身もまた永遠の存在だ。

- 平野啓一郎 作家

灼熱の魂がパコに出逢いと発見の化学反応を起こさせ観客と繋がると魔法が生まれ、
そして私たちは感動という渦に巻き込まれる。OLE!!

- 萬田久子 女優

相対的なものと絶対的なもの。響き合う両極の間で苦悩した末の栄光。光も影もパコの人生。
全てのパフォーマー、アーティスト、何よりもギタリストに贈る魂のメッセージ。

- 渡辺香津美 ギタリスト

THEATER劇場情報

特製ポストカード(限定)付 劇場鑑賞券、好評発売中!

「パコ・デ・ルシア」の上映情報は、こちらをご参照ください。

※「★」のある劇場は前売券を発売している劇場です。

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